TOKIMATSU
LABORATORY


融合理工学系

TOKYO INSTITUTE OF TECHNOLOGY
Suzukakedai Campus
〒226-0026 G5-10, 4259, Nagatsutacho, Midori, Yokohama, Kanagawa, Japan 

時松 宏治(ときまつ こうじ

東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 准教授 (工学博士)

◇専門
 地球・資源システム工学、環境影響評価・環境政策、応用経済学

◇連絡先
 〒226-0026 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 
        東京工業大学すずかけ台キャンパスG5-10
 電話: 045-924-5533
 E-mail:tokimatsu.k.ac[at]m.titech.ac.jp

◇メッセージ

研究内容

時松研究室の社会貢献は、技術と社会経済の接点となる研究教育を行うこと。個別技術のことを理解しつつも、技術の社会的意義を探求し、社会に対して明らかにする。これが研究を通じた社会貢献の理念です。東工大の強みは個別技術の世界トップの研究集団ですが、弱みは社会経済面から俯瞰し統合するところ。

当研究室では、東工大の研究教育資産である、エネルギー理工学・エネルギーシステム・社会理工・イノベーション・資源環境開発経済学など幅広く扱い、さらにそれを拡張したいと願っています。教育理念は学生さんの希望を見極めた、自己実現の支援です。

学生さんは様々なバックグラウンドと人生目的を持ち、自己の貴重な時期の2~5年間を費やします。学生さんは、新たな研究テーマや手法を試して頂いて、自己実現されることを希望します。教員はそのためのサポートと営業努力を致します。こうした切磋琢磨が、社会の新たなイノベーションの源泉と信じています。

研究概要

1.    エネルギー技術の経済性評価

個別のエネルギー技術の経済性評価を行います。経済性評価とは、発電原価や CO2 等の環境影響物質発生量の評価を指します。対象技術は、廃棄物・バイオマス・石炭に関する技術や、CO2 の分離・回収・貯留(CCS)など、エネルギー供給技術を中心とします。


2.エネルギー・マテリアル資源のシステム分析評価

エネルギーやマテリアルは社会経済システムにおいてはフローやストックとなり、個別技術は他の技術と関係を持ちます。技術や資源の需給構造をシステムとして把握した分析を行います。評価対象は日本・アジア・世界、時間軸は2030 年~2100 年です。


3.環境影響の経済評価

CO2 や大気汚染物質、廃棄物による環境影響の経済評価を行います。経済・気候の統合評価モデルやライフサイクル影響評価の考え方に基づき、環境影響物質の排出から因果関係を把握し、支払い意思額による経済評価を行います。


4.「持続可能な発展」と、その指標に関する研究

「持続可能な発展」指標の定量分析を行います。人間福祉の源泉となる環境、物的、人的の各資本のストック価値の変化を「持続可能な発展」と捉える経済学的な「包括的富」を中心に、様々な指標を対象とします。